化学反応
今日は、長男と次男が通う台東区の少年少女発明クラブの開講式に参加してきました。1974年、当時の発明協会会長でソニー創業者の故・井深大氏がこのクラブ誕生のきっかけを作ったという、歴史あるクラブで全国にあります。こんなものがあったらいいなとか、ここがこうだったら便利なのにというものを考え、形にしていていきます。
なんとなく発明→科学→化学反応・・・なんていう連想をして思ったこと。十人十色と言われる通り、本当に人って一人一人違いますよね。親子、兄弟、血がつながっていても、一緒に住んでいても。かと思えば、全くの他人なのに似ている〜!って思う所がたくさんある人に出逢ったり。面白いのは、そういう色々なタイプの人と自分の関係。意識してそうしているわけではないのに、その時いっしょにいる相手に合わせて自分も変化する。感情が上下したり興奮したり沈んだり。最近、私の友人と小学3年生の息子が散歩に行きました。帰ってきたら友人が『彼、すごく紳士だったよ〜。レディファーストだし、荷物は持ってくれるし』。普段、私の前にいる時の彼と全然ちがう!そして、よく聞くのが、上手な相手と組むと自分もいつも以上の力を持てるなんてこと。以前、ボウリング大会で上手な人と組んだら、下手な私も凄い点数が出てビックリしたことがありましたっけ。もちろん、良いことばかりではなく、逆の場合もある。いわゆる足を引っ張られるというようなこと。でも、それに気づけたら良い所取りして、一緒に沈んだり足を引っ張られないように、自分が相手を上げられるような存在になればいい。不思議ですよね。皆、たくさんの顔を持っている。まだまだ自分の知らない自分を持っている。死ぬまでに幾つの自分に会えるんだろう。人と接するってことは結局は自分と接する、自分探しの鍵になる大切なことなんあろうなあ。日常生活にインターネットが入り込み、とてもとても便利になったけれど、人と出会い、顔を見て会話することで化学反応が起きるのだろうなと思います。だから、億劫がらずに沢山の人と出逢おう!子供たちには沢山の友達を作って、たくさんおしゃべりするように勧めていきたいなと思っています。
この写真は、私がポルトガルの父と慕っているフランシスコの家の庭です。彼は根っから芸術家肌の人で、絵も上手、そしていろいろなものをオブジェにして、家のあちこちに飾っています。